2022年04月14日

2022年4月のオンライン例会

4月22日にズームによるオンライン例会行います。内容は下記になります。
東京民藝協会 2022年4月オンライン例会
「村上豊隆氏 民藝入門」

日時:2022年4月22日(金) 19:00〜
講師:村上豊隆氏(日本民藝協会 『民藝』編集部)

この数年新入会員が増えており、新年度が始まるこの機会に村上氏に民藝の概論をお話いただくことにしました。氏は長年『民藝』誌の編集を担当してきたひとなので、幅広く硬軟取り混ぜたお話が伺えるかと存じます。
新入会員もそうでない方も気軽にご参加下さい。質問大歓迎です。
なお、オンラインへの参加が不得手な方もおられると存じますが、なんとかご参加下さいますようお願いします。ご不明な点がございましたら、tokyomingeikyokai1954@gmail.comまでご返信ください。
よろしくお願い申し上げます。

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2022年03月27日

2021年度の東京協会の例会について

 疫病は相変わらず収束しないので、人が実際に集まる会合は難しい。日本民芸協会では、総会を2度見送り、夏期学校もすべて中止になった。当協会も同じで、2020年度、2021年度の総会は中止した。来年度すなわち2022年度の総会もそうするしかないだろう、いまのところ。そんなしだいで目下は主にオンライン例会を行っているのだが、期末にあたって振りかえってみよう。
 はじめてオンライン例会をやったのが昨年2021年の4月であった。野崎副会長ほかで青梅の平岩愛子さんの工房に伺って、仕事の様子を動画に撮って、さらにあれこれをお聞きした。それを、村上さんが編集して下さって、30日に「平岩愛子さんの工房訪問」として公開した。その後は以下の通りである。 


5月14日 写真家の藤本巧氏 「韓国の写真を撮り続けて」
6月25日 瀬戸本業窯の水野雄介氏 「瀬戸本業窯のこと」
8月13日 ギャラリー・セントアイヴスの井坂浩一郎氏 「バーナード・リーチと濱田庄司 渡英100年」  
9月17日 大阪民芸館の小野絢子さん 「大阪民芸館のこと」
10月27日 鳥取 山根窯の石原幸二氏 「山根窯 石原幸二氏に聞く」
11月20日 出西窯の方々 「出西窯の登り窯 窯焚き中継」
今年になって
22年1月15日 民藝館学藝部長 杉山享司氏 「民藝の100年展を巡って」
3月4日 元民藝館学藝部長 尾久彰三氏 「尾久彰三氏のコレクション展示」

 
 9回やったことになる。このうち4月、10月、3月は録画で、村上さんが編集をして下さった。そうとう時間がかかる作業で、御礼を申し上げます。
 大体は夜の7時か8時に始めて、2時間以内に収まるようにしている。参加者は少ない時で15人、多くて30人くらいである。会員が100人くらいだから、こんなものだろうか。曜日や時間に改善の余地があるのだろうか。それから、オンラインに参加できない方がおられることも気になることである。参加することだけならそう難しくないので、どなたかに助けていただいて、ぜひ参加していただきたいものである。
 実は、本部でも、ユーチューブなどで民藝関係の映像を公開していくことを考えており、当協会の映像が何かの形で役に立つことを願っている。

 なお、民藝館の見学も 5月、9月、11月、12月、3月の5回、特別展の都度行うことができた。いずれも民藝館の皆様のご理解とご協力のおかげである。深く感謝申し上げます。
(事務局 藤田)

 

 
posted by 東京民藝協会 at 17:44| Comment(0) | 日記

2022年02月23日

次回のオンライン例会のお知らせ

3月4日にオンライン例会行います。内容は下記になります。

「尾久彰三氏のコレクション展示」
日時:2022年3月4日(金) 19:00〜
講師:尾久彰三氏(元日本民藝館学芸部長)
相模原市小原の「小原の里」という施設で、標記の展示が行われています。 先日そこに、野崎副会長以下 4 人で押しかけて、尾久氏に久しぶりにお目にかかってきました。広く知られた氏のコレクションのほんの一部ですが、解説付きで見学しました。その映像を上映します。


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posted by 東京民藝協会 at 17:27| Comment(0) | 例会

2022年01月27日

寒の入りの頃には 〜木喰明満 地蔵菩薩像の絵葉書〜

 一年が終わり、一年が始まった。一年で最も寒い「寒」(かん)もまた、年の始まりを追いかけるように始まる。「小寒」「大寒」である。これを過ぎるとやがて「立春」を迎え、春がどんどん近くなってくる。1月5・6日の小寒から始まる時期を「寒の入り」と言うが、この時分は寒中見舞いを出すのが恒例である。喪中の挨拶をいただいた場合の返礼を認めるのも、この時期。
 今年は仕事でお付き合いのある方に喪中の返礼として寒中見舞を出した。送付先は奥様に。亡くなられたのは旦那様である。癌であった。享年63歳。このときつぶさに知ったことは一番身近な方が亡くなられたとき、一番悲しみたい人はろくすっぽ悲しみに浸ることはできないということ。葬儀の手配・行政の手続き・金融機関の手続き・仕事上の差配等々やることが多すぎるのだ。物事が一段落し、直接奥様にお会いする機会があった。思えばお伺いする度に料理好きの旦那様から手作りの一品を振舞っていただいた。毎年夏になると、新鮮な紫蘇を道の駅で買い込み、よく紫蘇ジュースにしていた。夏の暑い日に訪問すると必ずと言って良いほどこの紫蘇ジュースを出してくれた。紫蘇の紫色が目に鮮やかで、ほどよい酸っぱさが暑さをくぐり抜けて一息つくには良い暑気払いになった。生前の旦那様の思い出が会話会話に花咲くと奥様はふと涙ぐみ、言葉を詰まらせた。「(癌で)覚悟はしていたけれど、こんなに早く亡くなるなんて…」あまり休めていないのだろう。目には隈ができ、以前よりもやつれていた。そんなとき、どんな言葉で励ませるだろうか。どんな行為が励みになるのだろうか。
 返礼として出す寒中見舞いの葉書は木喰明満の地蔵菩薩像の絵葉書(日本民藝館で取り扱いあり)にした。地蔵菩薩の全てを包み込むような優しい微笑がある。悲しみに暮れた人が明日を生きるための糧になれますように。遠い立場にいるからこそ、できる心遣いは、したい。寒の入りの前日にそっとポストに投函した。
 今まではご夫婦で寮の食事・管理運営をしていたが、今は奥様一人で周囲の力を借りながら立派に切り盛りしている。亡くした悲しみはまだ癒えないけれども、まっすぐ前を向いている。困難に直面しても「旦那様が守ってくれているから」乗り越えられると仰って下さる。片方が亡くなっても残る「愛」の形に目を見張った。まるで、目に見えない存在に優しく包まれているような。安心感にくるまれた「愛」の形。
 寒の入りの頃には、一年が終わり、一年が始まる時期と重なる頃。悲しみに明け暮れてしまった方への寒中見舞いは木喰明満の地蔵菩薩像の絵葉書を出すのがこれからの習慣になりそうだ。優しい微笑が受け取った人の心にゆっくり響くよう願って。人間、生きねばならぬ。
鈴木 華子 記ス

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posted by 東京民藝協会 at 18:13| Comment(0) | その他