2019年08月31日

展示会のお知らせ

東京民藝協会会員の鈴木昇氏が協力している展示会です。

○「下総玩具展+川瀬巴水人形画展」
日時:9月6日(金)〜11日(水)10時〜18時
(*初日6日は13時から、最終日11日は16時まで)
会場:あびこ市民プラザ・ギャラリー
(千葉県我孫子市我孫子4‐11‐1 あびこショッピングプラザ3階)


tmk190831.jpg
posted by 東京民藝協会 at 19:40| Comment(0) | お知らせ

2019年08月29日

インド土産

〇長い名前覚えきれずに出国すインド北東アルナーチャル・プラディッシュ
 春にインドに行ってきた。ブータンが好きという人たちが、ブータンの向こう、ヒマラヤ山脈を越えた先のインドがどうなっているか見てみたい、ブータンと北東インドの社会や風俗や食べ物が似ているのか違っているのか見てみたい、というような目的でツアーを作った。それに加えてもらってついて行った。

〇あちこちに煙が立って雨期近く焼き畑始まる頃となるらし
〇音立ててタルチョはためく青空に二つの巨眼ジミタンの塔

 アルナーチャル・プラディッシュ州、場所はブータンの東側で、北には中国があり中印国境紛争の地である。今も難しい場所で、州境にはゲートがあって、我々外国人はもちろんインド人でも入州?するにはチェックを受ける。要衝にはモスグリーンの軍施設が続く。
 ヒマラヤ山脈の東南側、いわゆる照葉樹林地帯に属する。人は日本人と同じような顔をしていて、米を食べて、蚕を飼っている。そばも納豆もある。傾斜地に広大な畑が拡がりその一部は焼き畑である。その上の地帯では牛、ヤクを放牧している。中年以上の女性は「シンカ」というブータンとも共通の貫頭衣を着る。その布は手織だ。一方若い人は日本とそう変わらない服装である。
 信仰は、チベット仏教、ってやつらしい。あちこちにダライ・ラマの写真があったので多分そうだろう。大寺院があり、そこでは何百人かの僧が小豆色の衣を着て集団生活をしている。(小学校低学年くらいの子供も多数いて、飯時には大きな弁当箱、鍋などを抱えて厨房に殺到する。)またいたるところにマニ車があって、タルチョと言われる5色の小旗がはためいている。


〇峠道柳絮盛んに飛んできて肩などにとまるヒマラヤも春
〇インドにも雪が降るなりセラ峠カレーラーメン震えてすする

 そんなところを9日ばかりふらふらしてきた。なにせ広大なところなので、移動は貸切自動車、毎日の大部分は車に乗っていたという感じであった。----トヨタの新車で乗り心地はよかったが。ヒマラヤも日本と同じ春の季節で、その新緑の谷を疾駆するのは心地よかった。その谷からだんだんと上がっていって、セラ峠という4000メートルの峠を越えないと目的地に行けない。下ではヤシやバナナが緑陰を作り、上では森林限界を越えてみぞれが降っていた。数日間でヒマラヤの植生の垂直分布の下から上までを実見したことになる。

190829インド3.jpg

 で、本題である。古い布の一枚も買ってきたかったのだが、土産物屋も骨董屋もないし、外人とみれば駆けつけてくるおばさんもいないところだった。シンカを脱いで下さいというわけにもいかない。買うものがなかった。がそれでも買ったものがある。----紹介するほどの価値はないんだが。
 一つは写真のとおりのもので、アルミの薬缶、胴体と蓋はヘラ絞り、口と吊元、蓋のつまみが鋳物である。食堂で見かけてほれ込んだのだがなかなか見つからなかった。最後の方の街で見つけて、でこぼこだから安くしてくれと言って購入。500円くらいだったか。(いくつか現地の家庭の台所を拝見したが、台所道具はアルミが多く、特に鍋はアルミの厚い打出しで結構なものだった。ステンレスは少なかった。)


190829インド1.jpg

190829インド2.jpg

 もう一つはただの紐、ジュートを撚ったもので、両端が二股に分かれている。その一方が輪に、他の一方が瘤になっていて、輪に瘤の方を突っ込むと大きな輪ができる。つまり両端に直径20センチ程度の輪がある紐で、この輪の大きいほうが牛の、小さいほうが山羊の首輪になるという。なぜ輪が両側にあるかを聞き忘れて謎だったが、帰国してからどこか外国の写真に似たものを発見、二匹をつなぎとめておくようだ。牛や山羊は談合して一緒に駆けていくというようなことがないのだろう。1本20円くらいだった。紐に詳しい人がいうには、面白い撚り方でできているそうだ。ところでこの紐、出国時に問題となった。凶器になるそうで没収されるところだった。

 旅行中は3食ほとんどカレーだった。だいたい3種類くらい並ぶのだが、あまり区別がつかない。それに飯やチャパティ、生の玉ねぎかなんかが付く。飯は長粒米というやつで、実物を見るのが初めてだったので、最初見たときは何者かわからなかった。それくらい長くて細い。それから特に重大なこと、ホテルに酒が置いてないのである。3日も断酒してしまった。
で、
〇ホテルの娘にビール預ければ凍らせて出してくるのも嬉し恨めし
〇9日を3食カレー帰国して2日目にまたカレー食うとは(やはり日本のカレーの方がうまい)

(藤田)

posted by 東京民藝協会 at 11:21| Comment(0) | 旅行記

2019年08月27日

9、10月の例会

○東京民藝協会2019年9月、10月例会
神保郁夫氏 沖縄の陶器

@日 時 2019年9月27日(金)19時〜21時ころ
場 所 銀座たくみ 中央区銀座8-4-2 03-3571-2017
講 師 神保郁夫氏
参加費 500円(会員以外は1000円)
定 員 25人くらい(会員優先、申込先着順)
参加申込 下記のメールに9月26日(木)まで
tokyomingeikyokai@gmail.com

A日 時 2019年10月25日(金)19時〜21時ころ
場 所 ておりや 千代田区神田小川町2-8 扇ビル4階
講 師 神保郁夫氏
参加費 500円(会員以外は1000円)
定 員 25人くらい(会員優先、申込先着順)
参加申込 下記のメールに10月24日(木)まで
tokyomingeikyokai@gmail.com

沖縄の陶器に詳しい神保氏にお話を伺う機会ができました。9月27日は琉球王朝が終わるまで、10月25日はそれ以後についてのお話です。
貴重な機会です。どうぞご参加下さい。

posted by 東京民藝協会 at 15:20| Comment(0) | 例会

2019年08月18日

新会員歓迎会&懇親会

8月10日の日本民藝館特別展の見学会のあと、東京民藝協会の新会員を対象にした歓迎会&懇親会を行いました。
昨年と今年にかけて12人ほどの方に入会いただきましたが、例会などの定例行事にご都合がつかない方もいらっしゃるため、今回改めて、たくみの野崎さんらとお声をかけ、交流の場を設けました。
当日は、会場となったべにや民芸店に、新会員と同世代の会員の合計16人(画像の撮影者は藤田さん)が集まりました。
一人一人時間をかけて自己紹介し、新会員の方には東京民藝協会に入られた経緯などをお話しいただきました。楽しい時間はあっという間に過ぎ、話し足りないうちにお開きになりました。
東京民藝協会では毎月の例会(勉強会)をはじめ、旅行会や新年会などを開催しておりますが、同時に会員同士が繋がり、今回のように楽しく交流できることも、入会されたメリットの一つだと思います。新会員は随時募集しておりますので、ご関心のある方はぜひお問い合わせください。
次回の懇親会は秋頃に予定しています。今回ご都合がつかなかった新会員の方も次の機会にお待ちしております。
(奥村)

tmk190818.jpg
posted by 東京民藝協会 at 10:52| Comment(1) | その他

2019年08月12日

例会:日本民藝館特別展「食の器」見学会

一昨日の8月10日(土)に、東京民藝協会の例会として日本民藝館で開催中の特別展「食の器」の見学会を行いました。
参加人数は、会員が17人、友の会が2人、会員以外が3人の計22人。恒例となっている日本民藝館特別展の見学会ですが、毎度忙しいなか民藝館の学芸員の方に協力いただくお陰で、うれしいことに参加される方も徐々に増えております。
今回は、展示を担当された白土さんに、今回の展示構成、各部屋ごとのテーマなどをお話していただきました。大広間には柳家で日常的に使用された器が展示されており、柳家によって使われ育てられた河井寛次郎、濱田庄司の器や各地の民窯の器を観ることができます。茶器が多いのも柳家らしく印象的でした。
会期は9月1日まで。是非足をお運びください。
(奥村)


tmk190812_001.jpg

tmk190812_002.jpg
posted by 東京民藝協会 at 20:45| Comment(0) | 例会

東京民藝協会+日本民藝館友の会 日帰りバス旅行レポート(7月21日)

「どんな出逢いが待っているのかな。」
そんなワクワクした気持ちで迎えた、梅雨の終わりの日曜日。東京民藝協会と日本民藝館友の会の日帰りバス旅行に、友人2人と初めて参加させて頂きました。

初めて訪れた上田の街。目の前に広がる山並みに、真田丸でお馴染みになった真田の六文銭のマークに胸躍りながら、バスの旅が始まりました。

まず初めに、青木村郷土美術館へ。
入り口を入ると目に飛び込んできたのが、小さな木彫りの木端人形。スキーをする男性や大きな桶を担ぐ女性など、上田の人々の日常の姿を表現した、とても可愛らしい木彫人形の数々に、早くも心を奪われてしまいました。聞けば、大正時代に冬の間の副業として広まった農民芸術なのだとか。他にも、中村直人さんの大原女像、芭蕉像、良寛像という木彫りの作品は、いつまでも眺めていたい、そんな気持ちになる作品でした。

tmk190812.jpg

そこから階段を登り、国宝大法寺三重塔へ。
見返して見たくなるほど美しいところから、「見返りの塔」と呼ばれるというその塔は、丘の中腹にひっそりと、そして厳かな姿で私たちを迎えてくれました。

道の駅あおきでは、お昼&お買い物タイム。
お昼に冷たいお蕎麦をいただき、お土産も沢山買って、メインイベントの修那羅峠へ。

これは登山???と思うほど、割と本格的な坂道を登り、山の上にある安宮神社へ。
身をかがめて入り口を抜けたその先に広がっていたのは、ヒンと冷えた空気と瑞々しい山の香り。その道端に所狭しと並ぶ、表情豊かで素朴な石神仏様は、どれもとても愛らしく、時間を忘れてしまうほどでした。中でも、ブナの木の穴の中にひっそりとおられるブナ観音様をみんなで探した時には、山の中で宝ものを探すような、そんなワクワク感も味わう事ができました。

tmk190812_02.jpg

次にお邪魔した前山寺で、こまゆみ峠を遠くに眺めながら、名物のくるみおはぎを頂きました。甘さもほどよく、ほっとするお味のおはぎとお茶で、しばしの休息。

そして最後に、戦争で夢を奪われてしまった若者たちの作品を展示する無言館へ。どの作品も、美しく、優しく、力強く…そして切ない。色々な想いが頭をめぐり、胸にグッとくるものがありました。

こうして、楽しい上田の旅は終わりました。
初めてお会いした皆さんとも、いつのまにか仲間のような気持ちになれた、とても和やかな旅でした。

この様な素敵なツアーを企画して下さったことに感謝です。ありがとうございました。

柴田菜子



○この原稿について 
この原稿は、民藝館の古屋さんのご友人が書いて下さったものです。
バス旅行は、参加者が予定の人数に達しなくて、------という事は、会計が赤字になることを意味するのですが、困っていました。
古屋さんがご友人を何人も誘って下さって何とか形になりました。
おまけに、感想文まで書いて下さって、まことにありがたいことでした。
柴田さん、古屋さん、ありがとうございました。
それからもう一つ、上田民藝協会の、小市会長と、清水さんご夫妻に大変お世話になりました。
見学先、その組み合わせなどに助言をいただき、また下見にはお忙しい中ご案内までしていただきました。
さらに小市さんは当日もお金を払って参加して下さり、清水さんご夫妻は車を出して下さいました。本当に助かりました。
重ね重ねありがとうございました。/藤田

posted by 東京民藝協会 at 18:58| Comment(0) | レポート