2021年04月26日

オンライン(ズーム)による例会のお知らせ

このところ、若い人が多く入会して下さいましたが、なんの活動もしていません。疫病の収束はまだ先のことと思われ、このまま何もしないわけにもいかないので、ズームをつかった例会を試しにやってみることにしました。
パソコン等お持ちでない方、取り扱いが不得手な方にはまことに申し訳ないですが、ご勘弁下さい。それほど難しくないので、どなたかに教えてもらって下さい。
〇4月オンライン例会4月30日(金) 20:00〜21:00くらい
講師:平岩愛子さん(会員、ガラス作家)
先日、野崎、村上、澁川、藤田で、青梅にある仕事場を訪問しました。その時に村上さんが撮って下さったビデオを紹介しながら、ご本人に解説していただきます。

〇5月オンライン例会 5 月 14 日(金) 20:00〜21:00
講師:写真家 藤本巧氏
いま、四谷の韓国文化院(新宿区四谷 4-4-10)で、「藤本巧写真活動50周年記念巡回特別展 誠信の交わり」が開かれています。韓国との縁、写真のことなどお話いただきます。
*ユーチューブで「誠信の交わり」で検索すると、この展覧会を見ることができます。全45分。
〇参加費 今回は最初なので、無料。定員なし、申込不要
〇実施の方法とお願い、ご注意
1、4 月 25 日ころまでに、招待のURL、ミーティングIDとパスワードを、会員のメールアドレスに一斉送信します。26 日時点で届いていない場合は、下記にメールして下さい。
通常、URLをクリックするだけで、ズームのページが開きます。ズームのアプリから入る場合にIDとパスワードの記入が必要です。
2、現在、「東京民藝協会たより」や「日本民藝協会通信」をメールで受け取っている方(当方でアドレスを把握している)は手続き不要です。
そうでない方は、当方にアドレスを通知して下さい。 → fjtknhk@deluxe.ocn.ne.jp
3、一斉送信ではじかれるアドレスがいつも 10 件近くあって、困っています。受信の制限を緩くしていただけませんでしょうか。
4、会議に参加するとネットの接続料金がかかることをご承知おき下さい。
5、村上さん以外は初心者なので、万一うまくいかなかった場合はご容赦下さい。
以上
posted by 東京民藝協会 at 20:38| Comment(0) | その他

2021年04月20日

「藤本巧写真活動50周年記念 巡回特別展 誠信の交わり」始まる

 4月15日(木)から、四谷の韓国文化院ギャラリー(新宿区四谷4-4-10)で標記の展覧会が始まった。(6月1日(火)まで)藤本巧さんという方は、土門拳賞という大変な賞を受賞した方である。父上が、大阪で三彩工芸という有名な工芸店をなさっておられたので、子供の時分から美しいものを見てこられたのだろう。20歳のころから、韓国に行って写真を撮った。写真は独学だそうだ。(最初のカメラは何だったのかな)
 1949年生まれなので、20歳はほぼ1970年である。1970年代の韓国は、漢河の軌跡と言われる経済成長のただ中にあったが、農村部は相変わらず貧しかった。セマウル運動という農村の開発運動が全国的に展開されだしたのが70年代初頭である。こういう言い方は問題だが、貧しさの故、古い美しいものが残っていた。その後は一瀉千里、古いものはどんどんなくなっていく。どの国でも経済発展と古いものの切り捨てはセットになって進行するものである。
 藤本さんはその無くなろうとしている韓国の美しいもの、それらとともに生活する韓国の人々に惹かれたのだろう、韓国に通い続けた。その長期にわたる持続的な仕事は、藤本さんのみがなさってきたことのようである。根拠のない勝手な想像だが、当時の韓国にはそういう古いものを見る余裕がなかった、したがって、それらを写真に写そうとする韓国人はほとんどいなかったのではないか。藤本さんの写真を前にすると、われわれは、そしてわれわれ以上に韓国の人は、失ったものの大切さを、愛おしさと哀しさをもって今更ながらに感じるだろう。加えて韓国の人にとっては、それが他国人によって行われたという事に苦い思いを禁じ得ないのではないか。この事情は、柳宗悦らによる朝鮮の民藝の発見とも重なって見えてくる。------こう書いたからといって、韓国と韓国人を貶めようということではない。日本も同じようなことがあった。
 今回の写真展では、韓国と日本の遺跡などのよく似たものを並べている。とくに石の建造物など瓜二つのものがあって、古代の日本には渡来人がうじゃうじゃいたらしいことが想像される。見に行きたいとおもう遺跡がいくつもあった。

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 ユーチューブで、「藤本巧」とか「誠信の交わり」とかで検索すると、この展覧会について藤本さんの語りを聞いたり、展覧会の様子を見ることができる。
 5月に藤本さんのご参加をえて、ズームの例会を予定しています。
(藤田)

posted by 東京民藝協会 at 19:16| Comment(0) | その他

2021年04月17日

益子の中学生のオンラインミーティング

 栃木県益子町と英国コーンウォール・セントアイヴスの生徒同士のオンラインミーティングが3月30日に開催されました。
 益子町とセントアイヴスが友好都市の調印をした2012年以来、2019年までの毎秋、益子町の中学2年生12名がセントアイヴスを訪問していました。しかしコロナの影響で2020年と2021年の訪英は中止、2020年に予定されていたセントアイヴスの生徒の来日も中止となってしまいました。
 相互の往来が1年以上にわたって途絶えている益子町とセントアイヴスの交流の維持と再興のために開催されたオンラインミーティングでは、2019年秋にセントアイヴスで交流した両町の生徒同士が1年半ぶりに顔を合わせ、大いに盛り上がりました。
 英国の学校のロックダウンが3月8日に解除され、2019年に中学2年生だった益子の生徒たちが高校入試と卒業式を終え、高校生になる前のギリギリのタイミングで開催にこぎつけることができて、2012年から毎回の訪英に引率役として同行して生徒同士の交流を見続けてきた私にとっても感慨深いひと時となりました。

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※ 記事は下野新聞4月1日付より

(井坂浩一郎)

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2021年04月15日

さようなら「志賀さん」

 志賀直邦さんが永遠の旅に旅立たれて半年が過ぎた。突然のことで、今でも信じられなく、また信じたくない想いがする。

 日頃から敬意と親しみを込めて、「志賀さん」と呼ばせて頂いていた。だが、民藝運動の中にあって唯一無二の生き字引であり、第一世代亡き後の民藝界のリーダーでもあった大先輩に対して、それはあまりにも気安すぎる態度であったかもしれない。

 しかし、そんなことを全く気にも留めず、ましてや社会的な地位や年齢の差などにも頓着しないところが、「志賀さん」の「志賀さん」たる所以であったように私は思う。
 立ち居振る舞いから自然に醸される品の良さは、まさに生まれ持ったものであろう。また、社会的な公正や正義を尊ぶ気質からは、自由主義者としての気骨を垣間見ることがあった。叔父である志賀直哉譲りの白樺派の良き伝統が、こんな形で志賀さんの中に継承されているのだと、感じ入ったものである。

 ところで、白樺派の人たちについて志賀さんは「彼らは知ったかぶりや他人の意見の受け売りを、ことのほか軽蔑してたね」と語っていた。今から思えば、それがそのまま志賀さん自身の流儀となり、生きる上での固い信念にもなっていたように思う。体験と実感に基づいた、借り物でない自分の言葉で語ることを、志賀さんご本人が身をもって実践されていたのである。

 大切な人が、また一人逝ってしまった。できるものなら、もう一度会いたい。そして、少年のような微笑み浮かべて語る、止めどない志賀さんの「炉辺歓語」を拝聴したい。

杉山 享司(日本民藝館学芸部長)

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2021年04月08日

日本民藝館リニューアルオープン

 日本民藝館は創設80周年記念事業として大展示室を中心に改修工事を行っておりましたが、この度完成し4月4日にリニューアルオープンいたしました。
 今回の改修工事の内容は、できる限り創建当時の姿に近づけることを基本的な方針として位置づけ、大展示室の床材を大谷石に、壁紙を静岡産葛布に改装し、本館2階と新館2階を結ぶ部分も統一感の出るような変更が施されました。作品の保全や来館者の環境整備としては、大展示室の壁面の片側に壁面展示ケースを設置し、展示室の照明器具をLEDに切り替えられています。また、一般には公開されませんが、収蔵庫には、安全性を高めるため転倒・落下防止の扉が設置されました。

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 さて、リニューアルオープンの前日4月3日には、寄付された方々やプレスの方のための内覧会が開催されました。創建当時の大広間をご存知の方も来館され「新しくなった大展示室の雰囲気が当時を懐かしく思い起こさせるもので嬉しい」と語っておられました。

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 6月27日まで「日本民藝館改修記念 名品展T -朝鮮陶磁・木喰仏・沖縄染織などを一堂に」が開催されています。同展では、今回初上映となる映像作品「日本民藝館物語」も上映されています。「日本民藝館誕生」「柳宗悦 信と美を求めて」「日本民藝館のコレクション」の3章で構成されていますので、併せてご覧ください。
 当協会の機関誌『民藝』2021年4月号では、これら改修工事の様子や特別展の展示品などを紹介した特集号を発行しております。こちらもぜひお読みいただけましたら幸いです。
 このほかにも、西館施設の整備やウェブサイトのリニューアルも予定されています。トイレも新しくなりましたので、ぜひ日本民藝館へご来館ください。
(日本民藝協会 村上豊隆)
posted by 東京民藝協会 at 20:30| Comment(0) | その他