2015年10月15日

京都夏期学校の付録

 民藝運動90年目の今年、第150回「日本民藝夏期学校」京都会場に参加してきました。
 「柳宗悦が生涯求め続けたもの」「民藝―これからのはじまりー」の二つの講義と「日本の色(日本民藝館の沖縄の染色物について)」の公開講座、二日目の木喰仏拝観、山崎山荘美術館など実り多い充実した学びについては諸先輩の方々が書いて下さると思い、私は二泊三日の夏期学校の前泊、後泊の京都の旅について書かせていただきます。
 折角の旅、夏期学校や大会に参加する時は欲張って前後泊して行ってみたい所を訪れるのも楽しみのひとつになっています。京都駅を降りて最初に訪れたのが「殿田」といううどん屋さん。ベテランの女性が朝早く起きて出汁をとり一人で店をきりもりしているお店です。(行ってみると年配の男性も接客されていましたが)たぬきうどんを注文すると特製の油揚げと生姜、餡掛でとろりとして美味しいこと!汁まで全部飲みました。そして安い。
 お客さんも近くの会社員の方が殆どで落ち着いた雰囲気も素敵でしたが、何といってもお店で働いていらっしゃるお二人の人柄の良さが心にしみわたり、大の大の大満足で最高のスタートをきることができました。
 次に、友人から勧められていた「茶寮 都路里」へ。行列ができていて1時間近く並びました。たぬきうどんと巻き寿司を食べていたので食べられるかちょっと心配しましたが名物の抹茶カステラや白玉、栗、抹茶寒天やクリームが入った大きな抹茶パフェを完食して、又又、大満足。ホテルに寄ってから「赤垣屋」へ。タクシーの運転手さんも「知る人ぞ知る。」とおっしゃっていた居酒屋です。古い縄暖簾をくぐると年季の入った室内。お客さんがいっぱいです。(京都では)まず日本酒、そして「きずし」と「てっぱい」を注文し、友人と乾杯・・・・。心もお腹も満たされた一日目でした。
 三日目は午前中に閉校式が終わった後、「河井寛次郎記念館」を訪れ、住居そして窯を見学しました。素晴らしい作品を製作された寛次郎の生活に触れることができ嬉しかったです。
 次に夏期学校で勧められた「京都民芸資料館」を訪ねました。今年で34年目になる旧家土蔵を移築改修した趣のある建物の中で、特別展「柳宗悦と京都」をみることができました。
 その後は久しぶりに会えた夏期学校の友に教えてもらった「茶香房 長竹」へ。元はお茶屋さんのため、抹茶のデザート系を注文する方が多い中での食事です。芸舞妓さんの団扇がたくさん飾られた中、できたての料理を美味しくいただき、店主や馴染みのお客さんと話が盛りあがり、時計を見ると4時間ちかく経っていたのでびっくりしたのも思い出になっています。

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 いよいよ帰る日。三日目の公開講座をされた吉岡幸雄氏のお店「染司 よしおか」に行き、草木染めの美しい品々を愛でさせていただきました。そして近くにある「デゴイチ」という日本最大級の巨大レイアウトがある鉄道模型のお店に寄りました。運転を体験できたり、走る電車を見ながら食事ができます。私は、駅弁を食べました。(陶器ではないけれどあの懐かしい形の容器に入ったお茶付きです。)
 その後、前回の東京オリンピックの年にできたという京都タワーに初めてのぼり、知恩院をはじめ、この5日間で訪れたところを望遠鏡でみて、京都駅に歩を進めました。
(石川 廣美)

posted by 東京民藝協会 at 17:24| Comment(0) | レポート
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