2019年08月12日

東京民藝協会+日本民藝館友の会 日帰りバス旅行レポート(7月21日)

「どんな出逢いが待っているのかな。」
そんなワクワクした気持ちで迎えた、梅雨の終わりの日曜日。東京民藝協会と日本民藝館友の会の日帰りバス旅行に、友人2人と初めて参加させて頂きました。

初めて訪れた上田の街。目の前に広がる山並みに、真田丸でお馴染みになった真田の六文銭のマークに胸躍りながら、バスの旅が始まりました。

まず初めに、青木村郷土美術館へ。
入り口を入ると目に飛び込んできたのが、小さな木彫りの木端人形。スキーをする男性や大きな桶を担ぐ女性など、上田の人々の日常の姿を表現した、とても可愛らしい木彫人形の数々に、早くも心を奪われてしまいました。聞けば、大正時代に冬の間の副業として広まった農民芸術なのだとか。他にも、中村直人さんの大原女像、芭蕉像、良寛像という木彫りの作品は、いつまでも眺めていたい、そんな気持ちになる作品でした。

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そこから階段を登り、国宝大法寺三重塔へ。
見返して見たくなるほど美しいところから、「見返りの塔」と呼ばれるというその塔は、丘の中腹にひっそりと、そして厳かな姿で私たちを迎えてくれました。

道の駅あおきでは、お昼&お買い物タイム。
お昼に冷たいお蕎麦をいただき、お土産も沢山買って、メインイベントの修那羅峠へ。

これは登山???と思うほど、割と本格的な坂道を登り、山の上にある安宮神社へ。
身をかがめて入り口を抜けたその先に広がっていたのは、ヒンと冷えた空気と瑞々しい山の香り。その道端に所狭しと並ぶ、表情豊かで素朴な石神仏様は、どれもとても愛らしく、時間を忘れてしまうほどでした。中でも、ブナの木の穴の中にひっそりとおられるブナ観音様をみんなで探した時には、山の中で宝ものを探すような、そんなワクワク感も味わう事ができました。

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次にお邪魔した前山寺で、こまゆみ峠を遠くに眺めながら、名物のくるみおはぎを頂きました。甘さもほどよく、ほっとするお味のおはぎとお茶で、しばしの休息。

そして最後に、戦争で夢を奪われてしまった若者たちの作品を展示する無言館へ。どの作品も、美しく、優しく、力強く…そして切ない。色々な想いが頭をめぐり、胸にグッとくるものがありました。

こうして、楽しい上田の旅は終わりました。
初めてお会いした皆さんとも、いつのまにか仲間のような気持ちになれた、とても和やかな旅でした。

この様な素敵なツアーを企画して下さったことに感謝です。ありがとうございました。

柴田菜子



○この原稿について 
この原稿は、民藝館の古屋さんのご友人が書いて下さったものです。
バス旅行は、参加者が予定の人数に達しなくて、------という事は、会計が赤字になることを意味するのですが、困っていました。
古屋さんがご友人を何人も誘って下さって何とか形になりました。
おまけに、感想文まで書いて下さって、まことにありがたいことでした。
柴田さん、古屋さん、ありがとうございました。
それからもう一つ、上田民藝協会の、小市会長と、清水さんご夫妻に大変お世話になりました。
見学先、その組み合わせなどに助言をいただき、また下見にはお忙しい中ご案内までしていただきました。
さらに小市さんは当日もお金を払って参加して下さり、清水さんご夫妻は車を出して下さいました。本当に助かりました。
重ね重ねありがとうございました。/藤田

posted by 東京民藝協会 at 18:58| Comment(0) | レポート
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