2021年10月25日

10月のオンライン例会

◎10月オンライン例会
10月27日(水) 19:00-20:00くらい
「鳥取・山根窯 石原幸二さんのインタビュー動画視聴会」

鳥取市青谷町で作陶されている石原幸二さんに、作品解説とともに、ご自身の経歴、お仕事(登り窯)などをお話しいただきました。40分ほどの映像をみていただきます。
*石原さんは参加されません。
*参加者は、会員の誰かということがわかるように、名前を表示して下さい。
*今回も東京民藝協会会員のみの参加となります。
posted by 東京民藝協会 at 18:24| Comment(0) | 例会

2021年10月21日

民藝関連本のご案内

東京・竹橋の東京国立近代美術館では、2021年10月26日より「柳宗悦没後60年記念展 民藝の100年」(https://mingei100.jp)が行われます。国立の美術館で開催される大規模な展覧会とあって、民藝関係者の間では開催前から大きな話題となっています。
さて、この展覧会にあわせてといってもいいかと思いますが、民藝関係の書籍がたくさん発行されておりますのでご紹介します。

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〈1冊目〉『民藝』2021年10月号(826)「各地民藝館・工藝館案内」特集(日本民藝協会)
まずは当協会の『民藝』2021年10月号「各地民藝館・工藝館案内」特集です。日本各地に点在する民藝館や民藝関連の記念館、美術館などを29施設、ご紹介しています。今回この号で紹介している各施設も民藝の100年を振り返るさまざまな時代の流れのなかで生まれてきた施設です。
https://www.nihon-mingeikyoukai.jp/info/mag2110/

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〈2冊目〉『もっと知りたい 柳宗悦と民藝運動』(東京美術)
日本民藝館の杉山享司学芸部長監修の同書は、「もっと知りたいシリーズ」として、さまざまな工芸美術の作家らを紹介する書籍です。以前には棟方志功も取り上げられています。
柳宗悦の生涯をたどる第一部と民藝同人を紹介する第二部の構成で、柳宗悦と民藝運動の流れがわかりやすく紹介されています。
https://www.tokyo-bijutsu.co.jp/np/isbn/9784808712204/

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〈3冊目〉『別冊太陽 柳宗悦 民藝 美しさを求めて』(平凡社)
次にご紹介するのは『別冊太陽 柳宗悦 民藝 美しさを求めて』です。
2006年に発行された『別冊太陽 柳宗悦の世界』から改定された新装版です。日本民藝館所蔵品の紹介を中心に、民藝の美の世界を紹介しています。2006年当時発行された際には当時の日本民藝館職員を中心に執筆されましたが、今回は現在の同館職員が主要な執筆陣です。2冊を見比べていただいて、その違いを楽しんでいただくのもよろしいかと思います。日本民藝館監修。
https://www.heibonsha.co.jp/book/b590093.html

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〈4冊目〉『愛蔵版 用の美 日本編』『愛蔵版 用の美 李朝ほか海外編』(世界文化社)
こちらも2008年に刊行された『用の美』上巻・下巻から改定された新装版です。土門拳の弟子だった藤森武氏の撮影による日本民藝館の優品と、日本民藝館の職員が中心となった執筆・解説による構成です。日本編と李朝ほか海外編の2冊で紹介しています。
https://www.sekaibunka.com/book/exec/cs/21218.html
https://www.sekaibunka.com/book/exec/cs/21219.html

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〈5冊目〉『芸術新潮』2021年10月号「これからを生き抜くための民藝」特集(新潮社)
巻頭のグラフに料理研究家の土井善晴氏による、お料理を日本民藝館所蔵の器類などに盛り付けた「家庭料理は民藝だ 手仕事という土台」。そのほか「『民藝』って何だろう」、リニューアルした日本民藝館の紹介、民藝とデザイン、山陰の民藝やブックガイドなど、民藝について大きく取り上げていただいている意欲的な特集構成です。

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〈6冊目〉『別冊太陽 芹沢_介の日本』(平凡社)
『別冊太陽 柳宗悦 民藝 美しさを求めて」と同様に、2011年に刊行された『別冊太陽 染色の挑戦 芹沢_介 世界は模様に満ちている』をリニューアルして、新たな執筆や構成で刊行されています。静岡市立芹沢_介美術館の監修です。
https://www.heibonsha.co.jp/book/b588141.html

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〈7冊目〉山本教行著『リーチ好き』(今井出版)
鳥取県の岩井窯の山本教行氏は、18歳の秋にバーナード・リーチに出会い、その出会いを機にその後50年以上陶工として歩み続けています。岩井窯が所蔵するバーナード・リーチ作品25点を紹介しながらこれまでのさまざまな想いを綴っています。東京民藝協会会員の澁川祐子さんが編集・構成を担当しています。
(↓10月23日にインスタグラムライブが行われるそうです)
https://shimatori.shop-pro.jp/?pid=163939968

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このほか、日本民藝館では「柳宗悦の世界 棟方志功と東北の民藝」を開催中です。10月30日には石井頼子氏(棟方志功研究家)と杉山享司氏(日本民藝館学芸部長)によるリモート講演会も予定されていますので、こちらもぜひご視聴いただければと思います。
https://mingeikan.or.jp/2021/10/14/8519/?lang=ja

(日本民藝協会・村上)
posted by 東京民藝協会 at 16:09| Comment(0) | その他

2021年09月21日

映画『食の安全を守る人々』と本『売り渡される食の安全』

 標記の映画は今年の夏に封切り、本は2019年夏に発行された。ともに元農水大臣の山田正彦氏が制作し書いた映画と本である。豊かそうに見える日本の食料や農業が大変なことになっているらしい。
 映画の宣伝文はこうである。

 〈種子法廃止、種苗法の改定、ラウンドアップ規制緩和、そして表記無しのゲノム編集食品流通への動きと、TPPに端を発する急速なグローバル化 により日本の農と食にこれまで以上の危機が押し寄せている。しかし、マスコミはこの現状を正面から報道することはほとんどなく、日本に暮らすわたしたちの危機感は薄いのが現状である。/この趨勢が続けば多国籍アグリビジネスによる支配の強まり、食料自給率の低下や命・健康に影響を与えることが懸念される〉

 ここで、多国籍アグリビジネスとある代表的存在がモンサント社(旧社名、現在はバイエル社の一部)であり、そのビジネスの実態が「モンサントの不自然な食べ物」という映画で明かされた。こちらは2008年に公開されており、有名な映画なのでご存知の方もいるだろう。ついでにその映画の宣伝文の一部を引用しよう。
〈自然界の遺伝的多様性や食の安全、環境への影響、農業に携わる人々の暮らしを意に介さないモンサント社のビジネス。本作は、生物の根幹である「タネ」を支配し利益ばかりを追求する現在の「食」の経済構造に強い疑問を投げかける。「世界の食料支配、それはどんな爆弾より脅威である・・・」と作中で語られる、世界の食物市場を独占しようとするモンサントの本当の狙いとは?〉


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 旧モンサント社(バイエル社)が販売してきた除草剤「ラウンドアップ」(商品名)と遺伝子組み換え作物の関係を簡単に説明すると、ラウンドアップに耐性のある作物を遺伝子組み換え操作で作る。農家はその種を蒔き、ラウンドアップを散布する、当然他の植物は枯れてしまう。ラウンドアップが散布された土地には遺伝子組み換え作物以外は育たない。また組み換えの種は勝手に飛んで行って周辺の作物と交雑を繰り返し、いつしか原種を駆逐してしまう。この最高の組み合わせによって農家は永遠にその種と除草剤を買わなくてはならなくなる。自家採種は不可能となる。うまいことを考えたものだ。しかも、ラウンドアップには発がん性の疑いがあるというし、さらに遺伝子組み換え食品を摂取することによる後の世代への影響も心配されている。

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 ということで、この本によれば欧米ではラウンドアップに対して被害者から1万3000件の訴訟が起こされ、損害賠償額が日本円で1兆円を超えるのでは、といわれているそうだ。その訴訟が表すように、欧米では使用禁止が定着しつつあるという。ところが、日本政府は問題ないから使用を許可するという立場で、農地にも森林、公園や家庭の庭にも遠慮なく使われる、という恐怖の事態が進行中。さらに近い将来、「遺伝子組み換えでない」という表示(豆腐なんかによく書かれている)が事実上できなくなるような制度も発効するらしい。著者山田は、アメリカの全米小麦連合会会長に「アメリカでは遺伝子組み換え小麦を作っているが(ラウンドアップや類似の除草剤とのセットで)、国内では抵抗が強くて売れない、まず日本で食べてくれ」と言われた、と書いている。
 日本政府は多分農業市場をアメリカに全面的に開放していこうという方針であり、上記の諸政策はそのための布石なのだろう。10年後我々は何を食べさせられているだろう。民藝の結構な器に農薬の残留した遺伝子組み換え食品ということではありがたくないはなしである。
(藤田)

posted by 東京民藝協会 at 18:18| Comment(0) | その他

2021年09月09日

9月のオンライン例会のお知らせ

9月オンライン例会「大阪日本民芸館と作家の仕事−三代澤本寿展を参考に―」
日時 2021年9月17日(金)19時から
講師 小野絢子氏(大阪日本民芸館学芸員)

大阪日本民芸館の設立の経緯や活動をご紹介すると共に、その特色を現在開催中の「型絵染 三代澤本寿」展を参考に考えてみたいと思います。(参考資料・『民藝』2020年4月号・808号「EXPO’70と大阪日本民芸館」特集)
*会員限定になります


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posted by 東京民藝協会 at 15:21| Comment(0) | 例会